このレビューはネタバレを含みます
カーチェイスから始まって、ギャグあり、友情ありで楽しい映画だったと思う。
いかにも「アメリカ人」らしい映画。
ライオンやシマウマが、アフリカの大自然よりニューヨークの動物園を選ぶなんて発想は日本人には出来ないと思う。
「おさるのジョージ」もそう。最後は「動物園」で幸せに暮らしました、なんて文を作る人は日本人では少数派。
こういう映画や本を見て育つから、アメリカ人の多くはその土地の「伝統」や「慣習」を軽んじて、「自由」、「平等」、「グローバリズム」を平気で他国に押し付けるようになるわけだね。しかもそれが「正しい」ことだと信じて。
北朝鮮で子供達に「反日教育」するためのアニメが流れているニュースを見たことがある。その時は「バカバカしい」と思っていたけど、この映画を観た後は、少し怖くなった。こうやって小さい頃から楽しみながら得たものは、一生残ると思うからね。
この作品と「おおかみこどもの雨と雪」、日本の子供はどちらの方が好きなんだろう?もし「マダガスカル3」だったら、日本の将来は危ないと思う。
だから、面白いと思うけど、子供が観るには注意が必要な映画だとも思う。