大物俳優が続々登場し、カーレースを繰り広げるギャグカーアクション作品。
3代目ジェームズボンドのロジャー・ムーアがボンド気取りのキャラクターとして登場し改造アストンマーティンを駆ったり、ジャッキー・チェンが日本人役でスバル車を乗り回したり…今では考えられないスケールでギャグをやっている。その割にオチはいつもキャプテンケイオスという主人公の相棒の二重人格(?)のようなキャラクターであったり、チープさとゴージャスさの対比がなんとも言えない。車もカッコよく、カウンタックやフェラーリ308GTSなど今ではクラシックカーとなった名車が続々と登場する。当然ストーリーもへったくれもないので、整合性などは求めてはならない。
総評すると車と俳優の煌びやかさとクスッとくる程度のジョークのギャップでもっているなんともポンコツな映画ではあるが、そこが愛らしくもある作品である。