ゆき

普通の人々のゆきのレビュー・感想・評価

普通の人々(1980年製作の映画)
3.9
責任感

怒りは精神を消耗する。そして矛先が見つけられない怒りは精神を食い始める。
大人も子供も関係なく静かに崩れていくメンタルと関係性。
目ざとい展開があるわけではないけれど、じわじわと変化していく様が印象的。
会話の行間だったり目の動きだったり、過剰に不安になる経験は当てはまる人も多い気がする。
四季の移り変わりと共にそれぞれに自分と向き合いながら、バランスは悪いけれど日常に向けて微調整していく様子がとても丁寧だった。
×××
平凡だが幸せだった4人家族。長男の水難事故を機に、次男は母親と距離を取り始める。弁護士の父は二人の関係修復に勤しむが、簡単には済まなかった。
ゆき

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