TOMMY

グリーンマイルのTOMMYのレビュー・感想・評価

グリーンマイル(1999年製作の映画)
3.8
『普通はラスト・マイルと呼ぶ死刑囚棟を私達はグリーン・マイルと呼んでいた…床が褪せた緑色をしていたからだ』


2020年初映画。
スティーヴン・キングの同名感動作の実写映画化作品で、人を癒やす超能力を持つ囚人と、看守達の触れ合いを描いている。
監督、脚本は94年に同じキング原作の『ショーシャンクの空に』で、多くの喝采を浴びたフランク・ダラボン。
ファンからは『ショーシャンクの空に』と、続く01年の『マジェスティック』と共にフランク・ダラボンによる感動三部作として挙げられている。

ジョン・コーフィーを演じたマイケル・クラーク・ダンカンに終始圧倒された。3時間という時間があっという間にすぎた感覚は久しぶり。
パーシーによるデルの処刑シーンは映画界屈指の凄惨なものだったと思う。そして、ジョンの処刑執行の際、早く苦しみを与えろと罵る遺族たちと、涙を流す看守たちとの対比がなんとも言えない気持ちにさせる。

『人間は皆、自分のグリーンマイルをそれぞれの歩調で歩いているのだ。だが神よ、私が歩いているこのグリーンマイルは、あまりにも長すぎます』
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