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ロボ・ジョックスのEirainのレビュー・感想・評価

ロボ・ジョックス(1990年製作の映画)
2.6
『死霊のしたたり』の監督として有名なスチュアート・ゴードンがメガホンを取った、人型巨大ロボットバトル映画。「『パシフィック・リム』以前にもこんな作品があったのか・・・しかも監督は、ホラー映画のイメージが強いスチュアート・ゴードンって・・・。」と、気になってしまったので、「30周年Blu-ray超・特別版」を購入して鑑賞することに。

人類の大半を死に至らしめた核戦争後の世界。世界は「マーケット」と「連合」という2つの陣営に分かれて争っていたが、核戦争による甚大な被害を反省し、両陣営の争いは「ロボット同士の一騎打ちとする」というルールの下で行われていた――――。

どこかで聞いた設定だと思ったら・・・『機動武闘伝Gガンダム』(TVアニメ)じゃないか!少しネットで調べてみたが、「各陣営代表によるロボットバトル(試合)」や「操縦者の動作をシンクロさせてロボットを動かす」という設定の元となった作品は、実はこの『ロボ・ジョックス』とのこと。知らなかった・・・。

本編の話に戻るが・・・とりあえず、ツッコミ所満載で整理券が足りなくなる。唐突に宇宙に飛んでいくロボット、破壊力が高すぎるロケットパンチ、「ジェロニモーーーー!!」と謎の叫び声で飛び降りるおっさん(...etc)と挙げると枚挙に暇がない。考えたら負け。

「実は『パシフィック・リム』以前にもこんな人型巨大ロボット映画があった」――――映画史の記録として興味があれば観ても良いかもしれない。ストップモーション等を駆使したロボットアニメーションには一見の価値はあるが・・・それを推してお勧めするのはどうか。。。
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