イチロヲ

ロボ・ジョックスのイチロヲのレビュー・感想・評価

ロボ・ジョックス(1990年製作の映画)
4.0
領土所有権を賭けた巨大ロボット対決に挑んだ天才パイロットが、不慮の事故によりイップスに陥ってしまう。核戦争後の近未来を舞台にした、特撮SFムービー。BTTFのデロリアンのデザイナーが関わっている。

本作では、可動フィギュアとストップ・モーションにより、巨大ロボットの戦闘を演出。手足を使った格闘はもちろんのこと、機体の各部位に色々な兵器が取り付けられており、ガッチャン!ギッチョン!と、ロボットらしいロボット戦を見せてくれる。

物語内容は、パイロットを育成する組織に属している主人公がイップスに陥ったので、その代わりに強化人間の女性パイロットが名乗り出て、おまけに敵軍のスパイも潜んでいて、どーのこーの。スポ根と呼ぶには稚拙だが、「すげー頑張ってる」感に満たされる。

主人公側のロボットを開発するのは、日本人のマツモト博士。ロボット同士が居合術で闘う描写もあり、日本カルチャーへのオマージュが感じられる。そして、実際の戦争もこんな感じで決着つければ良いんじゃないか、と本気で思わせられる内容になっている。
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