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ソドムの市のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

ソドムの市(1975年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

デカメロンを既に観ているせいかコロナ禍で隔絶されてた頃の寄宿学校や精神病棟とかであったそうな案件。これからの大国傀儡政権お手つき文科省厚生省下からの。植民地色濃厚度を高めていくばかりの我が国の歴史なら近所で日常的に起こり得そうな案件。に思え仕方ない。中年の教職員男女。そのお抱えの制服不良少年団。常に補充され蹂躙される一般生徒。汚辱の光景が徐々に高まっていく。パゾリーニとしてもこれまでにないくらいの無名素人っぽい役者ばかりのドキュメンタリー味ハンパなさ。で。目の前で繰り広げられてる感の胸糞感は尋常ではない。どうにか。これは荒唐無稽なホラー映画だホラー映画だsfだsfだ。と自分に言い聞かせながら。鞭打ち。やっと完走。大脱走のように結束しトンネルでも掘って脱走してほしかった。政治的パゾリーニ映画と観れば究極の胸糞。そして絶望。つまり最高傑作。民族学的パゾリーニ映画期がはじまりそうな萠芽だけにその死が惜しい。参考資料。白土三平バッコス。
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