ポレポレ

異人たちとの夏のポレポレのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.9
BS松竹東急の『土曜ゴールデンシアター』で鑑賞。

私生活が芳しくない人気脚本家 原田英雄(風間杜夫)が体験した、ありえない一夏。

父親(片岡鶴太郎)・母親(秋吉久美子)との夕暮れ時の団欒と、謎多き隣人 ケイ(名取裕子)との深夜の情事。前者での原田は心底楽しく嬉しげで、後者でも藹々とした雰囲気だが身体の衰弱が表れている。両親と恋人のどちらも不穏な存在に映る構成が怖かった。親しみやすいが不安も感じさせる篠崎正嗣のメインテーマも怖かった。

台本読みの場で漢字が全く読めなかった女優 淳子(川田あつ子)には、本気でイラッとした。
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