めしいらず

悪魔のシスターのめしいらずのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔のシスター(1973年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

デ・パルマらしくヒッチコック的な物語。「殺しのドレス」の時は「サイコ」だったけれど、本作では「サイコ」と「裏窓」を下敷きにしたようなよく練られた設定だった。向かいのアパートの殺人現場を目撃した記者と彼女が雇った探偵が事件の真相を追うけれど…。切り離されたシャム双生児の姉妹の手術で死んだ妹は姉に憑依し二重人格となる。彼女の犯行を事後処理する精神科医の元夫。真相に肉薄した記者の記憶から催眠療法によって事件の顛末が消し去られた後、元夫もまた妻に殺害されて、最初にあった事件は遂に無かったことにされてしまう。そんなこととはつゆ知らず張り込みを続ける探偵のラストカットが可笑しい。
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