Filmarksではホラーに分類されていたので観てみたんだけど、これはホラーというよりサイコサスペンスかな。
ジャケ写がかなり不気味だけど、思ったほど怖くなかった。
ブライアン・デ・パルマの初期の作品。
これは面白かったぞ!
のぞき番組。
ある殺人事件。
向いの窓からの目撃者。
死体の後始末。
事件を追う女記者。
ヘッポコ警察。
そしてシャム双生児。
興味をひくワードがたくさんだ。
ヒッチコックの『サイコ』や『裏窓』のオマージュとも取れる。
ニ分割画面がたまらない。
デ・パルマ節が炸裂だ。
ちょっと残念だったのは、先が読めてしまったこと。
もしかしてこれは…?と思った通りの展開になってしまった。
それでも最後まで一気に見せる迫力と緊張感はあり、決して退屈にはならなかった。
オープニングもとても不気味でドキドキ。
ただ、大量の血のりが濃度の濃い絵の具みたいで「さすがクラシカルな映像だなぁ」と思ってしまったのは御愛嬌である。笑
「ホラー映画を観よう♪」なんて言いながら、なかなか根っからのホラー映画に出会えてない気がするなぁ。
今すごく幽霊モノが観たい気分である。