こうみ大夫

ある朝スウプはのこうみ大夫のレビュー・感想・評価

ある朝スウプは(2003年製作の映画)
4.0
他の何かに依存しなければ自分を保てない二人の恋人。宗教も恋愛も、その意味で「気持ち悪い」。それが全くの他者であることをどちらが先に認めるか。そのせめぎ合いのようにも見えた。ある意味依存でしか物を語れなくなった二人が、最後の食卓で、ようやくまともにしゃべりだす。それがとても新鮮で、もう一度本当の愛を探し始められるスタートのようなラストだと感じた。
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