いま観なおすと、ティモシー・ハットンやショーン・ペン、そしてトム・クルーズの若い時が見られるのが、記録的価値になっている。
ジョージ・C・スコット将軍が校長の、陸軍幼年学校が、都市計画により立ち退き廃校になることになる。
校長は、生徒と自分の生徒とのいざこざをおさめるため、
仲裁に入るが、その時持っていた銃が暴発。
一般人の少年を殺してしまい連行され、
直後に心臓発作を起こす。
事件をきっかけに、当局は1年後の廃校を早めようと行動を起こすが、ティモシー・ハットンを指揮官とした生徒たちは、武器を装備して学校に立てこもり、閉校に反対する。
当局は軍隊を出動させ、
両者の緊張は高まっていくのだが・・・
子供たちの反乱を描いた作品だが、
子供たちが完全武装しているのが新味。
完全に軍と化している。
タカ派的なジョージ・C・スコットに感化され、父親以上に偉大な存在と感じるティモシー・ハットン。
いつも冷静沈着な彼が、
感情を爆発させるシーンは胸を打つ。
穏健派のショーン・ペンとの喧嘩のシーンも、
心に残るが、
特に印象に残るのが、
好戦派のトム・クルーズ。
ちょっと太っていて、おしりをプリプリ歩くシーンは微笑ましいのだが、クライマックスでブチ切れして、機関銃を乱射するシーンは鬼気迫る。
子供たちの反乱なんて、
大人から見れば、
抑え込むことなど赤子の手をひねるようなもの。
なんの意味もなかった反乱。
ラストは虚脱感が残ります。
名誉よりも命。
強くそう感じました。