たむ

ことの終わりのたむのレビュー・感想・評価

ことの終わり(1999年製作の映画)
3.4
ミステリー仕立ての不倫劇が、どんでん返しで信仰を巡る葛藤の物語になります。
人の視点は残念な事に主観、または一方的な視点に偏ってしまい、同時に多角的に捉えることが出来ません。
だから悲劇が起きます。
それぞれの視点を同時に共有する事が出来ないからこそ葛藤があり、物語が生まれます。
宗教や不倫劇が若干難解な印象もありますが、ジュリアン・ムーアさんの素晴らしい演技や作品の雰囲気に飲み込まれ、陶酔出来た作品です。
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