ことの終わりの作品情報・感想・評価

「ことの終わり」に投稿された感想・評価

・愛が憎しみに変わったからです
・嫉妬を恥じることはありません、むしろ愛の証です
・撃たれたの?ロマンチックね
・嫉妬は欲望の裏返しだ、僕は欲望を求める
・僕は嫉妬の度合いで愛をはかった、嫉妬は無限だ、愛は嫉妬だ
・好意だけじゃ満足できない
・会わなくなれば愛は終わるの?
・愛は感じるものだ
・愛は終わらないわ、二度と会わなくても
苺

苺の感想・評価

3.3
不倫の話なんだけど、何だか美しく感じたのはジュリアンムーアだからかも。
きみのガーターに嫉妬するてセリフが印象的でした。
切なくも素敵に描かれていると思う。
A

Aの感想・評価

3.8
2017.11.3(Fri)
グレアムグリーン原作ってことで見た。
中盤までただの不倫ものじゃんと思って退屈だったけど、サラの日記のシーンから一気に引き込まれた。冒頭のレストランのシーンも、最初はモーリスに肩入れしてたから嫌味っぽいなとしか思わなかったけど、サラの立場からしたらとんでもなく辛い台詞だった。同じ言葉でも立場によって変わるんだなっていうのを改めて感じた。
サスペンス?からの純愛ものと見せかけた信仰の話。時系列を変えながらそれぞれの要素がちゃんと最後まで存在感を持って繋がってひとつになって、っていう構成力がすごい。この物語の構成自体含めサラの愛とか祈りもモーリスの憎しみも全て包括する神っていう構図に圧倒された。サラはモーリスのことがあってあんなに信仰するようになったのに、逆にそのせいでモーリスは神を拒絶するようになるっていう。でも拒絶するってことは神の存在を信じてる証拠であって。文芸作品の中の信仰って今まであんまり共感できなかったけど、 信仰心が芽生える瞬間とか信仰するっていうのがどういう気持ちなのかがリアルに感じられた。男の子のアザのエピソードはちょっと過剰演出かなと思ったけど。あとヘンリーの立ち位置がよくわからなかった。
音楽とジュリアンムーアがとても美しかった。
「第三の男が~」って紹介文に書いてあったからグレアムグリーンだからかと思ったけど、それだけじゃなかった。「第三の男」っていう言葉の持つ含みがすごい。グレアムグリーンすごい。
演技派レイフ・ファインズとオスカー女優に登り詰めたジュリアン・ムーアとの切ない恋愛物語
すてふ

すてふの感想・評価

3.8
不倫の話
肯定できないけど憎めない

「アンナ・カレニーナ」はダメだったけど本作は分かる気がする。決定的な違いは作風なのかな。
きらびやかな「アンナ~」は不倫が汚いものとして浮いてしまうのに対し、本作は薄暗く悲壮感に満ちていて不倫が溶け込んでいるよう。「夏の終り」に近い

ジュリアン・ムーアの悪女感。終わってからの印象変化に戸惑ってる
Natsumi

Natsumiの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

顔に痣のある探偵の息子、足を引きずる主人公と、戦争の残り香が強い。戦争で盛り上がる欲情と平和の中で生まれる無償の愛。
神様に永遠に自分の存在を忘れてもらいたいという主人公の台詞に、二度と希望を持ちたくないという意志が感じられて切ない。
愛し合っている二人を許す、妻を本当に愛しているヘンリーが、結局最期の時に妻に主人公を会わせなかった所に人間味を感じた。
モーリスはヘンリーから妻サラが浮気しているかもしれないと2年ぶりの再会で打ち明けられる。モーリスは過去サラと関係があったが終わっていた。現在のサラの浮気相手が気になったモーリスは探偵を雇う。

モーリスベンドリクス (レイフファイン)小説家。

サラマイルズ (ジュリアンムーア)結婚10年の頃、モーリスと出会う。

ヘンリーマイルズ (スティーヴンレイ)サラの夫で高級官僚。

パーキス(イアンハート)顔にアザのある見習い中の息子とともに行動する探偵。

スマイス(ジェイソンアイザックス)神父。

ストッキング、ガーター、雨、色んなものに嫉妬する、靴に関しては君を連れ去るからだと...そこまでに1人の女性にのめり込む、ドカンドカン鳴り響く戦時中にすらも...。R15、ジュリアンムーアの胸は綺麗でした。

うーん、スタートは引き込まれましたね、夫、過去の愛人、そこに第三の男の存在、だだの不倫映画じゃなくて、何か謎がありそうな雰囲気があったんですけどね。

あの人の存在ってのがまさかの...目に見えないものを信じてる人ってのは、こうなるんかなぁ。夫も元愛人も結構冷静なのもなぁ...。妻の状況もあるけど不倫は不倫だと思うんだけど。なんつーか波風があまりたってる感じがしなかった。愛しちゃったら仕方ないのか?。

あのアザの少年もね、魔法かよ〜って思っちゃうし、なんつーか恋愛映画って言うよりなんでしょね、そっちなんだ...ってあまり面白味を感じられなかった。

ハリーポッターのヴォルデモートとルシウスマルフォイの俳優さんが出てた。ハリーポッターのイメージが強すぎてメイクなしとかだと言われなきゃ分かんないわー。
kyo

kyoの感想・評価

4.0
恋は落ち、愛は続く。
愛は信仰に似ている。
信じる限り愛は続くのだ。
会わなくても相手を感じ続ける限り愛は永遠なのだ。
主人公は神を憎んだがそれも含めて恋は甘美な奇跡とも言える。
ジュリアン·ムーアがひたすら美しい。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2014/12/29鑑賞(鑑賞メーターより転載)
戦時下の緊迫した空気の中で、夫のいる女性とある男性とが離れられなくなり...という「逢びき」「肉体の悪魔」などでも見られた不倫の構図だが、この作品が他と違っていてかつあまり入り込めなかった理由は、その男女の関係に介在する「神」という存在が強烈すぎることだろうか。(ネタバレなので深くは書けないが)、けなげに神との約束を守る女性に同情はしつつも、キリスト教徒でない自分としてはその展開やラストの少年の話含めて本当かよ?と思ってしまう。惜しげもなく裸体を披露したジュリアン・ムーア含め雰囲気は良かっただけに。
君を連れ去ってしまうなら、君の靴にも嫉妬するよ

作家はかつて友人の妻との不倫関係を一方的に打ち切られていた。彼女に新たな相手がいると知るや嫉妬に狂い、その正体を突き止めようと探偵を雇う。

回想を交え、ミステリーのように解き明かされていく真相は、意外にも宗教と密接に絡んでいた。伏線のシークエンスとの時間的距離が近すぎたため、ネタばらしがあっさりしすぎた気もする。

地味な展開だけれど、1940年代イギリスの風物や、実力派俳優たちの演技合戦が味わえる。レイフ・ファインズの陰った目元に燃える作家の嫉妬、ジュリアン・ムーアの静かに演じる美しく神秘的な人妻。スティーヴン・レイが漂わせる夫の哀愁には裏切りを許す寛大さも垣間見える。

神は存在するから信じるのか、信じるから存在するのか。信仰そのものが、人のもつ不思議な力なのではないか。神に誓いをたてるのも破るのも、奇跡を神の御業と畏れるのも、ただの偶然と片付けるのも。すべてはその人自身の意志から始まり、そしてはじめて神の吐息がかかる。

作家は無神論者だけれど、目の当たりにした奇跡に神の存在を認めずにはいられなかった。否、彼女を奪われたことに嫉妬を抱いたその瞬間から、既に認めていたのである。
そんな彼の願いはただひとつ。「神よ、永遠に僕を忘れ去って欲しい」

愛もまた信仰によく似ている。神の姿が見えなくとも信じるように、会って肌を重ねなくとも信じていれば続くもの。ただそのためには、人の心が耐え忍ばなければならない。
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