ダオ

ウエスタンのダオのネタバレレビュー・内容・結末

ウエスタン(1968年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1968年にイタリアとアメリカでつくられたセルジオ・レオーネ監督作品。ハーモニカを吹く謎のガンマンが果たすのは……。最後の西部劇といえばサム・ペキンパー監督の『The Deadly Companions』だと私は思い込んでいるのですが、この映画もその終焉を描いているのですね! 悪徳ガンマンが鉄道ビジネスに興味をもったらそりゃ終わりよね。
 
ほとんどやりすぎでは? と思えるくらいにスローなテンポに魅せられました。ほんとジリジリしましたわぁ、あれはハーモニカの心のありようを表現しているのでしょうね。まったくマンダム渋すぎるぜ。でもシャイアンが効いてますねぇ。MJBコーヒーが飲みたくなるわ。

にしてもこの映画はエンニオ・モリコーネの音楽が主役ってくらい前面に出ていますね。一家惨殺のシーンであの優雅でクラシカルなテーマ曲流しますかね? また最後の決闘なんてほとんどプログレッシブ・ロックじゃないですか! 凄すぎる。 

モリコーネ、昨年亡くなってしまいましたね。名曲数知れませんが、『1900年』のテーマを坂本龍一がアレンジしたピアノ曲があたしは大好きでね。楽譜を手に入れて良く弾いたものです。今でも実家に帰ると弾きますが去年は1度も帰れなかったし今年も難しそうだなぁ。
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