ウエスタンの作品情報・感想・評価

「ウエスタン」に投稿された感想・評価

ひつじ

ひつじの感想・評価

3.7
都会から婚礼のために田舎町にやって来たら、夫も連れ子たちも一家惨殺されてたっていう超絶不幸な女性が、好奇心旺盛な荒くれ者たちにちょっかい出されたり守られたりしながら奮闘する西部劇。ゆったりと緊張感のあるシーンが続くんだけど、時々流れる愉快な音楽に助けられる。やたらカッコいい構図と濃い顔のアップが多いのが印象的。主人公の女性がただ守られるだけじゃない感じが良かった。
GaPTooth

GaPToothの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原題:ONCE UPON A TIME in the WEST
邦題:ウエスタン

166分版を観賞。

もう最初にフランク(ヘンリー・フォンダ)と4人の仲間が、マクベイン家のパパ、パトリック、ティミー、そしてモーリンを虐殺しているシーンを観て知っているからね。犯人は誰だー?!とかは思わない。

マクベイン家のパパと、1ヶ月前にニューオリンズで結婚した花嫁ジル。
御披露目パーティーの日に到着すると死体がズラリ。

シャイアンのコートの端切れがドアに貼り付いていたのもフランクによる捏造だろーなーってなるよねー。

虐殺の濡れ衣を着せられたシャイアン(ジェイソン・ロバース)は意外と紳士的。

ハーモニカをふく男(チャールズ・ブロンソン)はワイルド。何か得体の知れないところも魅力的。

マクベイン殺しが土地絡みだと判明。
マクベインは、町を作るために資材を購入し、鉄道が自分の地所にくるのを待っていた。それまでに駅舎を作っておかないと権利を失ってしまう。
鉄道王モートンによる鉄道施行工事が進みつつある中で、マクベインに駅舎を完成させないためには殺さなきゃいけなかった。家族もろともね。相続人がいてもダメ(笑)
で、当然ジルも狙われる。

郡保安官による競売が始まる。
地所は、ジル・マクベインの土地320エーカー(家畜と家財道具つき)。
競り落としたのはハーモニカ。実に5000ドルで。賞金首のシャイアンを差し出して賞金5000ドルで払う(笑)

なんかハーモニカとシャイアン一味が仲良く駅舎とか作っちゃって笑える。

ヘンリー・フォンダのガンアクションが超格好良いd=(^o^)=b

ぬかるみを這いつくばるモートンをフランクが見捨ててから展開がスピーディーに。

鉄道施行工事は着々と進み...大詰めだよ。
フランクの過去の殺戮を知り尽くしているハーモニカ VS 正体を知りたいフランクの男と男の闘いが始まる。
対峙する二人。言葉などいらない。

(過去の回想シーン)
凄惨なリンチ。
吊るされた兄。
肩車する弟。
ハーモニカを口に。
兄は弟を...

ああ、そうだったのか。
兄を吊るされた復讐だったんだね。

決着は一瞬。

去っていくハーモニカ。
そう。目的は果たしたからね。

シャイアンも去ってい.....この世からね

それぞれの生き様。
それ相応の報いを受ける。
そんな男たちのお話。

鉄道は大陸を横断し
新しい時代を迎える
人々は活気に溢れ
強く生きていく
ジルもねd(^-^)
peco

pecoの感想・評価

3.7
アメリカ映画らしくなく、表情や演技に視点を置いた作品で、黒沢映画だなぁと言う感じ笑
でも、やっぱかっこいいんだよね。
tamago

tamagoの感想・評価

5.0
冒頭からの緊迫感溢れる決闘シーンで掴みはバッチリ!
その後も決してテンポが良いとは言えないのにカット割と劇伴の独特のリズムが心地良くて、全く長さを感じさせない傑作西部劇。

ニューオリンズから西部の田舎町に嫁いできた娼婦のジルは、嫁ぎ先の家族を皆殺しにされ、その容疑者の地元の悪党シャイアン、黒幕の冷血な殺し屋フランク、謎のハーモニカ吹き(名無し。テネットでは主役の名無しに違和感ありまくりだったが、今作では全く違和感なし)の三つ巴の争いに否応なく巻き込まれていく…

たまに観る西部劇も大好き、特にセルジオ・レオーネ監督の傑作と名高い作品だったので観る前からハードル上がりまくりでしたけど、その予想を良い意味であっさりと覆されました。
決闘シーン含めカメラワークも良いし、エンリオ・モリコーネさんの劇伴が最高で、どこか物悲しい中におかしさも同居する独特のメインテーマが効果的に使われていて、これだけ音楽と演出が一体になった作品も珍しいかも。
ストーリーも単純な復讐譚に終わらせず、当時の風俗や時代背景も織り混ぜながら、ちょっと変わったバディものにもなっており、笑える場面も多かったのも良かった。
これは、シャイアン役のジェイソン・ロバーズさんの飄々とした存在感が大きいかも。登場した時はめちゃくちゃ凶悪な雰囲気を醸し出してたのが、徐々にお茶目な面が出てくるのがナイスです!
チャールズ・ブロンソンさんもこういう役やらしたら右に出る者いませんね〜渋すぎる。ヘンリー・フォンダさんの青い眼が冷た過ぎて秘められた狂気を孕んでいて悪役としての輝きも尋常じゃなかったです。
クラウディア・カルディナーレさんも含め、主演4人のキャスティングも完璧でした。

ハーモニカ吹きとフランクの関係が徐々に明らかになっていく展開はサスペンスに満ちていて、練られた展開に唸らされますが、共同原案にダリオ・アルジェント監督とベルナルド・ベルトリッチ監督が名を連ねていると知って納得。
完成度の高い大人のお伽噺という点では、タランティーノ監督は、この映画からかなりの影響を受けているのが垣間見られましたし、ある種痛快なラストは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や『デス・プルーフin グラインドハウス』にも受け継がれているのかなと思って勝手に納得。
ラストは好きなラストシーンのベストスリーに入る名シーンでした。
オリジナルの165分版も観たくなりますね〜
toshi

toshiの感想・評価

5.0
キィキィと鳴る音、極端に口数が少ない最初の登場人物たち。独特なオープニングに引き込まれ長さをまったく感じず最後まで楽しめました。チャールズ・ブロンソンことハーモニカがなぜその名前なのか?その理由を知れたなら、この作品は記録ではなく記憶に残る作品になると思います。
 かつての西部を描いた叙事詩的傑作。音で駆動する物語が秀逸だった。
セリフが少ない分、モリコーネの音楽、ハーモニカの音、風の音など、今までのウエスタン映画とは一線の有する作品になっている。さすがはセルジオ・レオーネと言いたいが、いかんせん、退屈過ぎる。ストーリーが分からんし、ヘンリーフォンダが悪役というのが違和感感じる。5分に一度は睡魔が来て困った。長回しの分、西部劇の緊張感がないのはしょうがない。
60本目
pick

pickの感想・評価

3.9
セルジオレオーネにエンニオモリコーネ!主役がブロンソン!
渇いた埃っぽい土地に妙に脂っこい男達、まさにマカロニウェスタン!ヘンリーフォンダがアメリカ人じゃなく見える、、
YukiBan

YukiBanの感想・評価

4.2
監督セルジオレオーネが、ストーリー性を捨て去り、ガンマンたちの表情、所作、生き死に、男気に焦点を当てた作品だと思った。何作か彼のウエスタンものを観たが、1番切り取りたい部分であろうところのみを堪能できた。他の作品にはないオリジナリティをたしかに楽しめた。

このレビューはネタバレを含みます

 BSプレミアムシネマ

鉄道が拡がり、新しい西部に古きガンマンが競う。

悪役に徹するフォンダ、人殺しだが情もあるロバーズ、ただ復讐に燃えるブロンソン、揺れるCC。

やたらのアップと間を取った対峙。思い入れたっぷりのレオーネ監督。

早打ちと決めゼリフがこれぞ西部劇だが、過ぎたるは及ばざるが如し。

フォンダは、珍しい悪役を楽しんでいる。噛み煙草をやたら吐き捨てる。
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