タンクオブウォー、バルジの乱
2009年9月16日 22時18分レビュー
1965年作品、脚本三名、監督戦争大作「史上最大の作戦」のケンアナキン。
1944年世界大戦末期、ドイツのとある地下施設。
「スティング」の大ボス役ロバートショーこと裏主人公ヘスラーが来る。
ドイツの猛攻「バルジ作戦」がタンクに乗って雪の中始まる。
本作のヘスラーが悪ながら魅力的な鋭い悪を放っていて実に素晴らしい。
実際のヘスラーさんは隠遁中戦後殺害されたそうです。
戦争映画の「ドイツ=悪」でかなり薄ぺらい印象しか見受けられなかったが、
本作はドイツ軍を雑に扱わずしっかり表現しているこの心意気良し。
時代考証には実際の独米の兵士協力。
アメリカ側に偵察人となるヘンリーフォンダ。
アメリカの将軍にロバートライアン(スターリングヘイドンとゴッチャになる僕)。
豪傑で印象深いエピソードを叩きつけるテリーサヴァラス。
どこか投げやりな戦意喪失感ある新人ぽいチャールズブロンソン助演。
一時間はある戦車戦闘シーン必見。
列車、
戦車、
空撮の素晴らしいカメラワーク(タンクに乗ってる錯覚におちいる)
それぞれの人間戦乱模様、お腹一杯の戦闘シーンは一見価値あり。
戦車の圧巻な走行シーンは本物なんですげぇです。
一部模型有り。
ヘスラーの凶器じみた戦争狂いは今も地球のどこかにいると思います。
ロバートショーの敵ながら惹かれるピカレス度満載のタンクオブウォー、
バルジ作戦でした。