しょっぱなから凄い歌詞の歌で始まる異色ぶり。
他のアメリカン・ニューシネマに比べて今ひとつかなと思っていたら、中盤以降はだんだん面白くなってきて、アメフトのところはそうとう笑った。
「もう出られます」「何に?」「幅跳びです」
のくだりは面白すぎて、巻き戻って観直しましたw
ホットリップスもこのタイミングでは既におもしろセクシーお姉ちゃんとして熟成され尽くしており、クォーター終了の合図を選手が撃たれたのと勘違いする演技なんかは良質なコメディエンヌ。
まぁ、ホットリップスへの扱いなんかは今の時代じゃ到底無理なやつだけど。
まだ真正面からベトナムへの反戦映画を作れなかった時代に、抜け道のように作られた苦労が逆にインパクトを与えたんだろうなと思う。
当時のアメリカの空気とヘイズコード時代を想像したら、若者がこの映画に熱狂する気持ちはとてもよく理解できます。