「運命の人」とは突然出会うわけではない。相手を大切にしながら、過ごした時間が少しずつ「運命の人」になっていくって映画
この映画なんでこんなに刺さるんだろうな…
Mr.Childrenの「しるし」の歌詞で
いろんな角度から君を見てきた
共に生きれない日が来たって
どうせ愛してしまうと思うんだ
ってこーいうことなんだろうな。
ほんとに素敵な歌詞。
この映画の予告に出てくる
会えない日も
他の誰かといた日も
どの1日もあなただけを見ていた
ってのがすごい素敵。
人生の選択を間違ったり、諦めたりしてる実感はあるけど、ただ前に進むしかない。
心では惹かれあってるけど、信じきれない。相手じゃなくて今の自分を。だから一緒じゃなくて近くにいれたらいい。その進んだ先でほんとに幸せになれるかわからない。そもそも幸せに向かう一本道かもわからない。ゴールがあるかないのかもわからない。だったら、失いたくないほどに大切だから、明日はいらない今日があれば…みたいな映画だな
大事だからこそ、この関係になる。
仲良くなりすぎると失う時が怖すぎる。
何でも話せるし、話してくれる大切な人だからこそ、この気持ちを隠し持ったままでいたい。
んで、どーやって幸せになれるんだ。
好きな人の基準があなた以上の人になっていることに気づかない。
あなた以上の人はいないのに
だから結局、どこかで限界が見えるし、うまくいかない関係が続く。だってそれは間違ってるって気付いてるんだから。
「物語の詰まったベッドだ。」
「短編やホラーだけよ」
この返し味があっていい。
「君に一つだけプレゼントするならなんだと思う?」
「自信さ、あとアロマキャンドルも」
デラミトリのRoll to Me
本番だいくぞって言った奴めっちゃデンベレに似てた笑
2006年一緒に歯磨きしてるシーン好きすぎる。
ほんとにあんたって幸せな人ね…
このセリフ……
思うことがありすぎて泣いた。
頼むから
そんな簡単に死なないでくれよ
立ち直れなくなるから
ほんとにつらい
エマがいると思って生きてみたらどうだ
できないよ
できるさ
わしは10年やってきた。
このお父さんのセリフにハッとさせられた。深すぎた。あぁつらい。この世に奥さん、旦那さんに、先立たれた人たちの生きるって覚悟や、悲しさ、つらさが詰まってた。
けどこんなに愛せる人ができるのは素敵な事だ。
とってもわかる。この映画
ゆえに泣ける。つらすぎる、
人生長すぎる。
最初から結ばれてたら無理だったな、この人生。デクスターとエマが最高に愛おしい。
この形しか正解はなかったんだと思う。
一瞬の遊び相手や一時の彼女として共に過ごすのがいいか、一生の友達として、同じ距離感で大事に深く価値観をすり合わせていくのがいいか…深いな。
自分は後者だな。
まぁ、どっちかが片想いか
相当ピッタリな考え方や価値観の相性がないとこの映画みたいなことは起きないと思う。
上部だけの愛と、本当の愛
すぐ冷めてしまう熱と、永遠に消えない太陽
1人の人を愛することの美しさ。
全てが詰まった映画でした。
この映画めっちゃ好き。
年間ランキング間違いなく1位で、ハリーポッターやジブリと同じで殿堂入り作品。
アンハサウェイのインタビューより
「常に戻ってくる関係というのは、愛の謎だと思うわ。私にも答えられない。愛している人からは離れられないもの。詩とか知性で言い表すことはできるかもしれないけど、とてもユニークな関係よね。大切な人というのは、相手にとって1つの存在である必要はないと思うの。恋人だけとか、妻や夫だけとか、友人だけとかね。でもエマとデクスターの場合はそれが1つだけじゃない? そういう相手というのはとても稀な人。だから離れていてもまた戻ってくるんじゃないかしら」
友達、彼女なんて頑張って作ろうと思えば、いくらでも可能性があるし、幅の効くものだけど、唯一無二の関係の誰かが人生には、必要だと思う。
それはお母さんのように大切にできる人。
何でも話せる人、聞いてくれる人、私だけのあなたが必要。
「きっと星のせいじゃない」また見たくなった。
誰が誰を好きなるのか、わからないし、それが何回巡ってくるのかも、わからない世の中だけど、この人じゃなきゃだめって人に出会うことに人生の意味や、美しさがある。
多分、互いにその人以外とでも、幸せになれるって思ってても、不意に嫌なことや、悲しいことがあったときに、この人だったら…って思ってしまい声が聞きたくなる人こそ、そーいう人。
世の中の8割の人がなんとなく彼女、彼氏に出会えた。その流れで結婚。みたいな人生だと思う。それも幸せだと思うけど、知ってしまったらもう戻れない。やっぱりそーだよな。
2023年1月13作品