みゅうちょび

ワン・デイ 23年のラブストーリーのみゅうちょびのレビュー・感想・評価

3.2
一組の男女の23年という歳月を2人がであった7月15日に毎年共に過ごし綴って行くラブストーリー。
最初のちょっとしたすれ違いで、ずっと友達でいようということになってしまったまま、なんとなく惹かれているにも関わらず、ずっとすれ違い続ける2人。嫌味なく観れてしまうのは、この2人の雰囲気かな?アン・ハサウェイと、ジム・スタージェスが凄く自然と友達でありながらなんとなく心を寄せられる関係を上手く演じてて説得力があった。何がと語る必要がない、ソウルメイト的な雰囲気。だから、ドラマティックな場面では泣けたし、後の彼の心の穴が見える様で、本泣きしてしまった。
パパがさらりと言った一言に、心を奪われ、またじんわり泣いた。この監督は親と子の関係をさりげなく描くのが上手い。

23年の中で、華やかな世界で仕事をしていた人が、今は地味に頑張っていたりして、終盤で急に現実的になるのもいい。

若さとか、恋とか、愛とか、年月の儚さとか優しさとかをさらりと見せてくれて、とても不思議で優しい独特な雰囲気を持った映画。
アン・ハサウェイの年毎に変化するファッションや髪型が楽しいし、凄く好きです。
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