ジョン

愛の昼下がりのジョンのレビュー・感想・評価

愛の昼下がり(1972年製作の映画)
4.1
妻を持つ男が、突然現れた奔放な元カノに翻弄されるお話。

やっぱりこの監督の作品は問答無用に面白い。誘惑に必死に抗おうとする男の姿がなんとも滑稽で、でも他人事じゃない気がしてムズムズどこか居心地が悪い。やり取りがほんと軽やかで、観ていて飽きない。そしてかなり官能的で、身体を拭くあのシーンはエロかった...。
いつも通りずっと滑稽なのに、ラストシーンがとてつもなく切なくて優しい。途中のあの感じからは想像ができないような話の着地に不意を突かれたし、あまりにも秀逸なタイトル回収。

あと主人公の妄想趣味がキモキモで最高やった。
ジョン

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