倦怠期をこう描くのはやっぱ、括弧つきのフランス映画ってロメールのことなんじゃないかと思ったわ。出来不出来の話じゃなくって(まあロメールではいいほうなんだけど)。「妻を抱くことを通してすべての女を抱く…
>>続きを読む「結婚して以来、すべての女性が美しく見えるんだ」
結婚を絶え間ない束縛と感じ、逃げ出したいと願う男。「安らかな幸福」が永遠に続くことが我慢ならなない。妻への愛はほかの女性を輝かせ、空想のなかで無数…
E・ロメールの「六つの教訓物語」シリーズ最後を飾る作品。妊娠中の妻と幼い娘と暮らす弁護士のフレデリックは、不満はないがどこか満たされない日々を送っている。(B・ベルレーとF・ベルレーは実生活でも夫婦…
>>続きを読むエリック・ロメールを少しずつ。
監督本人のことを調べたりもしながら。
特に構図がどうとかカメラワークがどうとか、奇抜なこと、特別なことをしているようには見えないのに、画面がすごく魅力的に感じられる…
【鑑賞メモ】
カーテンに透ける光。
綺麗な水色の壁紙。
ジャケットから覗くインナーの色。
ロメール特有の、モスグリーン風味の水色みたいなマットな質感が、本作では特に映えていて、画が美しい。
昼下が…