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ソウのyutaのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
5.0
低予算シチュエーションスリラーとして他作に大きな影響を及ぼしたSAWシリーズの1作目。最初から最後まで一つの部屋の中だけで繰り広げられる、まさにリアル脱出ゲーム。しかし徹底的に練られた脚本の妙。ミステリーとしてもかなり面白い。そこに”鍵を手に入れ、条件を達成したら、クリア”というゲーム性があって、観るものもプレイヤーとして謎解きをしていく感覚。
どうもジェームズ・ワンとリー・ワネルはオチからこの映画を組み立てていったようで、その為か徹底してオチに辿り着けないようなミスリードが散りばめてあって、巧妙に伏線を隠している。二転三転、四転五転とした後に、全く予想だにしないひっくり返しが待っている。グロ(というかこの映画の場合は痛い痛い…って感じの描写だけど)はまあ確かに結構あるけと、それ以上に脚本の完成度がかなり高いので、観てない人は観て欲しいなあ。
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