シギ

ソウのシギのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
4.6
命懸けのデスゲームに巻き込まれた男と、連続殺人事件の犯人を追う刑事、2人の視点から真相に迫るシチュエーションスリラー映画。

ジグソウ という殺人鬼がいまして。ただ殺すだけではなくて、ゲームをして勝てば逃してくれるんです。
そのゲームの内容が痛々しくて、怖い、でも見たい。

例えばカミソリが張り巡らされた部屋から、裸で脱出出来ればクリアとか。
自分の目の中にある鍵を2分以内に取り出せば脱出できるとか。
酸の水槽に落ちてる鍵を拾えば脱出できるとか。

1.2まではドンデン返しのミステリー要素が強かったのですが、3以降はグロさだけが求められるようになり、ストーリーはあってないようなものになっていきます。

それでも6まで続いたのは、ひとえに1の完成度が神懸かっていたからです。

1はマジで面白い!
グロさもそんなになくてですね。
演出はホラーよりです。
ほとんどのシーンを、真っ白な部屋と2人の男性だけで進むのに、とてつもない緊張感と恐怖、そして少しずつ見えて来る真犯人。最高です。

当時映画館で見た私は、エンドロールが始まったらすぐ帰る派だったんですが、生まれて初めて、オチのショックでエンドロールが終わるまで立てなかったのを覚えています。

あのオチ凄ない?!
犯人が判明して、そこに被せるように今までの伏線がバババババってフラッシュバックして繋がっていく演出、大興奮よね。

記憶消してもう一回見たい映画。

2までは面白いので見ておきましょう。
それ以降は人物相関図を覚えるのがしんどいので、見るなら一気に見ましょう。
シギ

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