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ウォッカ・レモン
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『ウォッカ・レモン』に投稿された感想・評価

3.5
【ベッドごと移動するよ】
雪に覆われたアルメニアの村で妻の死を悼む者がウォッカレモンを売る女と出会う話。ベッドごと移動したり、ピアノを弾きながら道を爆走したりショットが面白い。映画が中々、頭に入ってこないような今日に処方してみたのだが、体力回復しました。
NAOKI
3.8
スカパーかなんかで偶然観る…病院の車輪付きのベッドが車に引っ張られて雪道を走る冒頭のシーンから心をわしづかみにされた。
そのベッドには病人らしい男が寝ててそれは墓場の葬儀に到着して演奏を始めるメンバーの一人だった😁なにこれ?

その村はとても寒くて人々は椅子とか座布団を手に手に道を歩いていて出会うとそれらに腰かけて冷えないようにおしゃべりをする!

こんな面白い映画がDVD化されてないとはなんたることか💦
この映画を見始めて、何かおかしいな、クルド人の集落(葬儀の時、墓前で歌ったり演奏したりする)のようでそうじゃないな?なぜ?なんだ。どこなんだ。言語もフランス語の部分があり、そのほかがわからない。この地域は?と気になり映画を止めて検索を重ねた。監督はイラクのクルド人なので、私に先入観があったと思える。監督はロケ地域を特定してないと、わかった。そして、アルメニアのヤジディ民族 Yazidi village in Armenia( Yazidis are an ethnoreligious group of Kurdish heritage.)だということも。60th Venice International Film Festival, 2003.などで賞も取っているが、私の検索ではロケ地が特定されていないだけでなく、ありがとうがフランス語と同じだと言うこともわかった。そしてこの村はアルメニアのAlagyaz アラギャズ(アラガツ)」という村ではないかと思う。荒涼とした平坦な冬景色で、村である。特に目立つようなものは見当たらなく、どこか特定できないが絶望的とも言えるような冬景色だ。Alagyazを日本語のAIで検索を入れたのでは情報が少なく、ただ、アルメニアとだけだから、クルド人に属するヤジディ民族 Yazidi がここに住んでいるかはわかりにくい。
それに、アルメニアはかつて、ソ連だったから、その影響がこの映画に良く出ている。主人公Hamoは他界した奥さん(2000年に五十二歳でなくなる)に時代が変わっていったことをこぼしている。それに、道路の脇で、ウォッカ・レモンを売っているニナから、ウォッカを買った男性はボトルのラベルがアルメニア語になったことも知らなく、時代に取り残された様子をよく表している。ソ連の時も、アルメニアになっても、取り残された地域だということが痛いようにわかる。仕事がないだけじゃなく、マンネリ化した生活にも情熱を失っているようだし。

Hamoが語り部のようになって、このストーリーはすすむ。時々、面白おかしく笑い出してしまう。Hamoと相棒がバイクで郵便局へ行くが途中でバイクが動かなくなり、Hamoは布団を取り出し、土壌に座り込む。相棒も同じようにして座り込む。これがあまりにも自然であるので、カウリスマキ監督の映画を思いだす。バイクが壊れるなんてきっと日常茶飯事なのだ。それが動き出すかどうかわからないが、まず、一杯。

フィンランドもアルメニアも旧ソ連で、カウリスマキ監督の描く世界との共通点が見られるのかもしれない。上記で説明した滑稽な箇所がたびたびある。その滑稽さの根本はソ連の共産主義からアルメニアに変わっても、人間の生活は向上してはいない。食べるものもなく、家具を売り払わなければ、$10ドルというソ連軍からの年金?では生活できない。Hamoばかりでなく、夫を失ったニナも金がなく、バス代も払えない。バス代の回数券か何か知らないが、$5もするのは高すぎて酷すぎる。ニナの娘はレストランでピアニストをしているが、これじゃ生計が成り立たず、好きでもない男と寝ているようでやっと生計を立てているようだ。ガス代が五ドルで電気代が五ドルで、💲、、と米ドルで母親に支払っているが、このドル払いも冗談の一つだと思う。アルメニアじゃ米ドルを使ってないと思う。光熱費とバスの回数券が同じなのも滑稽な話だし。  

生活苦の中で、基本的欲求である食欲、性欲などを満たしていってるようだ。その中で、海外で生活することは他の近所の民の生活への援助資金も渡すことであるようだ。それが不幸にも息子からは一銭も送られず、かえって息子から金を送ってくれと言われる始末。

この生活の中でほのかな明るい兆しが見えた。Hamoのニナを好きになる心。お互いに芽生えた愛。バスの中で一瞬でもお互いに目を合わせる。ニナの恥じらいの微笑みが可愛らしい。このシーンが一番好きだった。

体制のお陰を被って、社会から取り残されても、それに貧しくても心は貧しくないよ。その中で精一杯の生活をしてここで生きているよと伝えてくれたいい映画だった。


https://www.youtube.com/watch?v=nODoCOXW0bI&t=83s
監督:Hiner Saleem: 、イラク・クルディスタン地域のAqrah(アクレ/Akre)で生まれて、現在フランス在住の監督。


Since I wanted to watch a film by Iraq-Kurdish director Huner Saleem, luckily, I had a chance to watch the comedy-drama Vodka Lemon.
It seems he intentionally introduces the minority people, the Yazidi Kurds, to the global audience through the film.
You might already know that Kurds live in Iran, Iraq, Armenia, Georgia, Turkey, and Japan, etc., but I have not seen any portrayal of the Yazidi Kurdish life in any films. This story is about the Yazidi people who live in a group in northeastern Armenia, where used to belong to the Soviet Union.
These people live a minimum life on widespread snow fields, with only one Vodka store next to the muddy road. In the film, only one customer stops by to purchase vodka, asking which language the label on the bottle was. The customer who purchased the Voska did not realize that the Vadka label had already changed from Russian to Armenian. That vividly illustrates how the Yazidi Kurds were left behind the times.
Besides, they are ready to embrace hardship and suffering in their lives. They have the drinking habit because they need to warm up their bodies in the freezing weather. Living a harsh and grim life, they are fulfilled only by simple and basic desires, such as drinking with fellows. Moreover, the protagonist, Hamo is visiting and talking to his late wife, bringing the roses to the tomb although he has a small veteran’s pension.
He seems unable to fulfill strong ambitions for his future after his wife passed, but Hamo’s life is gradually changing while he is often visiting his late wife’s tomb. He had a chance to help out Nina, who is his neighbor. I like the scene where Hamo and Nina look at each other on the bus with no other passengers. It looks like they maintained their shyness like teenagers. What the audience feels is that in the world, at any place, and at any age, people find tiny happiness with suffering.