カイルマクラクランが主演したSFアクション映画。犯罪とは無縁の人たちが異星人に体を乗っ取られる話。
ターミネーター1、遊星からの物体X、ゼイリブのような人間対人ならざる者を描いた80年代感満載の作品でした。主演のカイルマクラクランはまたしてもFBI捜査官を演じているわけですが、どうやらクーパーというキャラクターの元ネタは今作なんだとか。どこかマクラクランの端正の顔立ちでありながら得体の知れない感じとか、悪いものに人間が乗っ取られたりする展開とかがツインピークスに似ていて、リンチはかなりこの映画から影響を受けているように見えました。肝心のストーリー自体は目新しくないし、80年代の作品の中でも今作はどちらかと言うとB級要素が強いんだけど、予算がそこそこかかっているから意外と面白かったです。特に何かを得るわけではありませんが、80年代のB級映画が見たい人には最高な作品かもしれません。
