ゴン吉

網走番外地 望郷篇のゴン吉のレビュー・感想・評価

網走番外地 望郷篇(1965年製作の映画)
3.9
網走刑務所帰りの男の任侠を描いた「網走番外地」シリーズの三作目。
高倉健が主演、中谷一郎に加えてシリーズレギュラーメンバーの嵐寛寿郎、田中邦衛らが共演、桜町弘子がゲストヒロインを演じる。  

網走刑務所を出所した橘真一(高倉健)は、服役中に他界した父の墓参を兼ねて長崎に帰郷する。
橘が若いころ、長崎で安井組の組長を刺したことがあり、その時に旭組の旭組長(嵐寛寿郎)がかばってくれた恩義があった。
今回も旭組長は橘を快く迎い入れてくれる。
ある時、旭組に、外国船の積荷を下ろす大きな仕事が舞い込む。
仕事を任された橘は、安井組の妨害で人手が集まらない中、網走刑務所時代の仲間達を呼んでなんとか仕事を成し遂げるが…

長崎の名所を舞台に男の任侠が繰り広げられる。
異人の町・長崎ならではの身寄りのない黒人少女がストーリーを盛り上げる異色の作品。
堅気になった橘兄貴が身内を殺され、ついに立ち上がる。
高倉健の単身での討ち入りが渋いです。
「男が怒るのは一生に一度だけって言われて これが一生に一度だけの怒り収めですよ あとのことは頼むぜ」
「お兄ちゃんの嘘つき!」 

2022.12 BS12で鑑賞
ゴン吉

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