教授

サマータイムマシン・ブルースの教授のネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

タイムトラベル物なのに巡るのはクーラーのリモコンというスケールのギャップが面白い。
99年前のリモコンでクーラーが動く謎の感動。
ピッ、ガーーーという音とともに冷風が出てくるただそれだけに凝縮されたスペクタクル。
こちらまで涼しい風を感じるような爽快さ。

summer time machine Blues タイトル回収。
下手に必死になっている滑稽さ。
もしかしたら自分たちの行動は、神の意志によってすべて決まったものなのかもしれない。
決められた枠にうまく収まっていくものなんだとホセは語る。
「想い人の将来の名字が自分とは違う」という未来を知って主人公がクーラーのリモコンを見つめて考えたことは、自分の名字を変えること。
ラストの笑顔がすごくいい。
未来を変えようとするんじゃなく、そこに自分が笑顔で合わせにいく、救いのある結末と受け取った。

10年経ってもう一度観て気づきがあって、自分の時の流れも感じた。
バカな仲間たちの活気、夏の魔力。
UFOと書かれたロッカー。
ところで、君はUFOを見たか?との繋がり。
言葉が古い未来人。
お母さんには会わない方がいいよ、産むのやめようって思うから。
この時代は失礼な人ばっかりですね。
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