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ボーはおそれているの教授のレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.6
今までこわくて観てこなかったアリ・アスター監督作品初鑑賞。こわかった!おもしろかった。なんやねんてなった。

今作はコメディーに振っているとの宇多丸さんの評を信じて観にきた。たしかにコメディ!とびっきりブラックの。
勇気を出して観てよかった。
ほんと死ぬかと思った。
悲惨すぎて笑えないところも多々あれど、おもしろい映画作りたいんやろなあとこう一種の純粋さを感じた作品は珍しく、アリ・アスター監督好きになった。
なんでこんな映画作れるねん。ひどく面白かった。元気あるときに見るのをおすすめ。よっぽど笑えてそして、。
3時間という上映時間の長さも手伝って、鑑賞後に胸は重くふさがり、手はふやけたような感じがした。けして時間のせいだけではない強い脱力感。

満席のシアターで興味高いお客さんたちと一緒に観られて楽しかったなあ。ハピネットファントム・スタジオ様ご招待ありがとうございました。
監督やホアキン・フェニックスがユダヤ系であるゆえの背景的なところは上映後の宇多丸さんのお話で知りました。そういうスクリーンの向こう側もあるのだからなおさらよい。こわいね。
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