あんぱん

コーラスのあんぱんのレビュー・感想・評価

コーラス(2004年製作の映画)
4.2
問題児だらけの寄宿学校に流れ着いた音楽が好きな教師が、子どもたちに音楽の魅力を気づかせ、前向きな気持ちを取り戻させてくれるような話。

なかなか子供も校長もクソだな!と思う場面が多いが、子供に関しては大人の無理解がそうさせるのではないか。マチューが罰から生徒を守ろうとし、一人ひとりが未知の音楽に初めて触れ、表情が晴れていく姿は、見ていて心打たれるものがあった。

クスッと笑えるシーンがたくさん散りばめららており、モランジュの母がきた時の爆速着替え、香水顔かけはめちゃ笑ってしまった笑

解雇という形で去らざるを得ない結末がやるせ無いが、紙ヒコーキを窓から投げ、子供達のコーラスに包まれ、至高の喜びに包まれるというシーンはとても良かった。

音楽家としては挫折したマチューだからこそ、子供達の無理解に対する悲しみや怒りを罰するものではなく受容しようと務められたのでは無いか。名声に囚われずいちひととして音楽の悦びを伝える人生、羨ましいと思っても、いざ自分がするとなると、人からの評価等を加味してしまってなかなか出来ない。自分軸で生きるマチューかっこいい。

ペピノ、可愛すぎだろ
フランス語、改めて綺麗だな
あんぱん

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