このレビューはネタバレを含みます
『エクスペンダブルズ』シリーズ、第2作。
前作のキャストはほぼほぼ再登板。
そんな中、新顔として登場するのが、ジャン=クロード・ヴァン・ダム。
前作の敵役はちょっとキャラが弱かったので、彼ならスタローンの敵役として不足ないし、設定的にもザ・悪役な感じで良かったと思います。
ヴァン・ダムのキレのある動きも見れたし、復讐という動機も作ってくれましたからね。
あとは、続編という事で、レギュラーキャスト間の軽口(イチャイチャ)も前作以上に増えていて面白かったです。
スタローンとステイサムの夫婦感は言わずもがな、今回は特にドルフ・ラングレンが楽しそうに演じているのを見ているだけで、幸せな気持ちにされられました。笑
コメディリリーフ的な立ち位置をこなしていて、彼には『コブラ会』みたいなコメディーをやらせても面白いかもしれません。
そして、本作の最大の見せ場となるのが、スタローン&シュワ&ブルース・ウィリスの共闘シーン。
前作ではカメオ程度の出演でしたが、本作では3人がそれぞれ武器を持って戦います。
アクション映画ファンの夢が具現化した瞬間と言いますか、ファンでなくとも、この3者が立ち並ぶ姿には感慨深いものがありましたね。
変に出し惜しみしないというか、スタローンはファン心理が分かってるし、ファンサービスに徹しているのが嬉しいところ。
まぁ、この3人を戦わせたり、チャック・ノリスを登場させたりで、物語的には無理を感じる部分もあるし、中盤でコメディーテイストになるのも気になる部分ではありますが、そこは仕方ないかな~という感じ。
野暮な事は言わず、このオールスター興行を素直に楽しむのが吉でしょう。