Senapapa111

アーティストのSenapapa111のレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
3.0
公開2011年のアカデミー受賞作品であるが、2024年になるまでなかなか観る気にならなかった。それはなぜか、やはりサイレント映画だから。
サイレントからトーキーに移り変わる代表はやはりチャップリンだが、今から50年近く昔の小さい頃にテレビでやっていたチャップリン映画では、黄金狂時代などのサイレントより独裁者の方が好きだった。たぶんそれが刷り込まれてしまいサイレントを敬遠していたのかもしれない。
ところがなぜ観たのか。最近見たカラートーキー映画が立て続けに面白くなかったからかな。そしてやっと観ました。結果、
自分としては何部門かで受賞するほど刺さらなかったなあ。まあ面白いは面白いし、ワンちゃんの熱演はすごいんだけど反則。
正確にはサウンド版サイレント一部トーキーだが、サウンドも既聴感あり、夢の中や最後のシーンでトーキーになるが驚きも少ない。個人的にはトーキー一部サイレントの方が良かったかな。警官がなんて言っているのか字幕も入れないのがサイレントの拘りかもしれないけど…。
ただヒロインのベレニス・ベジョは初見で踊りも表情も魅力的。ジャンやグッドマンは他にもいっぱい観ており声もわかるが、ベレニスの声が最後まで聞けなかったのは残念。他の映画を観たくなった。
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