自由気まま自由奔放、生粋のトラブルメーカー、愛すべき変なおじさんこと「Mr.ビーン」が繰り広げるドタバタコメディ。
ひょんなことからアメリカ、ロサンゼルスの美術館に赴くことになるビーンがそこに展示される名画を巡って巻き起こしてしまう珍騒動。微笑ましくもありつつ時にブラックなギャグたち。とにかくビーンのやること為すことがどれもこれも裏目に出てしまって、やがて収拾のつかない事態に。もう何もしなければいいのにって、見てて歯痒くなりつつ笑ってしまうその心地よさたるや。ドラマシリーズからのネタもいくつかあるらしいけど、知らなくても十分楽しめる、自分もその口。
見知らぬ人、何考えてるかわからない人、変だと思う人、そんな他人と通じ合えたとき特有の感動というものをビーンと脇役との間に垣間見ることができる。何気に心温まる良作。
