このレビューはネタバレを含みます
ピクサーならではの鮮やかな色彩、分かりやすく心に刺さるメッセージ、何回でも見たくなる作品。
モンスター界のエリート企業「Monsters.inc」の成績No.1を誇るサリー&マイク。
Monsters.incでは、夜中にモンスター達が人間界の子供達の子供部屋に忍び込んで脅かし、子供たちの悲鳴を収集するのが仕事です。
ひょんなことから人間の女の子「ブー」がモンスター界に紛れ込んでしまいます。
ブーと生活することで、生まれつき植えつけられていた人間への抵抗感が薄れ、愛着を持ち始めるサリー。
そしてラストはブーとお別れシーン。
まだ幼くてこれが本当に最後のお別れだと気づかないブーに、サリーがあまりにも優しくて寂しい表情で別れを告げるシーンは涙ちょちょぎれます。
後にサリーはMonsters.incの社長になり、子供たちを笑顔にして「笑い声を集める」方針に会社を変えるのです。
ブーとの出会いを通じて、サリーは誰よりも優しくたくましいモンスターになる。
そんなサリーの成長ストーリーでもあります。