このレビューはネタバレを含みます
世間は酷評なのがなぜか分からないくらい、個人的にはメッセージ性があって好きでした。
人生に失敗経験が増えてくる大人こそ刺さる映画かもしれません。
昔までアンディの1番のお気に入りのおもちゃとして、バズら他のおもちゃ達をまとめる中心的な存在だったウッディ。
4では初めてそんかウッディがおもちゃとしての挫折を味わいます。
持ち主に手放され、ウッディの恋のパートナーである「ボー」と7年ぶりにウッディは再会。
そこで、今までウッディが頑なにしていた「持ち主への忠誠心」が揺らぎ始めるのです。
どの持ち主にも属さず、「迷子のおもちゃ」として世界をたくましく渡るボーの姿を見たウッディ。
おもちゃの幸せは、別に子供のおもちゃになること一択ではない。
もっと世界は広いんだ、と気づくのが今作のメッセージの肝になります。
トイストーリーらしいドキドキハラハラの冒険感は残しつつ、
世の中の選択肢の多様性という、今の時代の潮流に合わせたメッセージがあったと思います。