ヨダセアSeaYoda

モンスターズ・インクのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)
4.4
観た回数:7〜8回
直近の鑑賞:DVD(20.05.02)
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 ホラー映画『ライト/オフ(2016)』を観て、扉の向こうの恐怖に対して小さな男の子が怯えている姿を見たら、なんとなく今作が観たくなった
…という流れで久々の鑑賞です。

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【STORY】
 クローゼットの向こうの異世界に、子供の悲鳴をエネルギーに生きているモンスター達がいた。
 "怖がらせ屋" のエース・サリーとその相棒マイクが人間の子供と接触してしまったことがトラブルに繋がっていく。


【設定最高】
 人間の世界のあらゆる部屋に繋がるドアが運ばれてきて、子供を怖がらせたらエネルギーが貯まる。エネルギーを貯めた量で社員達は成績を争っている。
 ただ人間はバイ菌を持っているので、触れてはならない (そのため、ビビらない子供に対しては、逆に大きなモンスター達がビビりまくる) 。
 そして最高のラストへ。

 まず設定が天才的ですよね!!
 ピクサー映画の設定はどれも秀逸ですが、特に今作と『インサイド・ヘッド(2015)』に関しては天才の中の天才的設定だと思います。

 怖いおばちゃんに色々報告書を提出しなきゃいけなかったり、「○日連続無事故」みたいな表示がされていたり、"会社" の様々な場面でしっかり会社らしさを追求しているのもワクワクしますよね。


【キャラデザイン】
 モンスターのバラエティに富んだデザインも最高!
 皆「とても可愛いけど、突然部屋に現れたら確実に恐ろしい」という絶妙なデザインですよね。

 子供の頃初めて観た時は「サリーがNo.1?モフモフで可愛いじゃん」などと思ってましたが、
「リアルに目の前に現れたら…」と考えると、あの中でサリーの猛獣感溢れるデザインが一番命の危険を感じますね、たしかに。

 マイクも可愛いし、ランドールも続編の後に観るとよしよし頑張れってなるし、皆本当に好きです。
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