いちぎゅん

シャッター アイランドのいちぎゅんのネタバレレビュー・内容・結末

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

作業の片手間に見たので若干見落としはありますが、開始30分足らずで主人公が患者であることは察しがついたので、そこからは患者である証拠を探して見てました。
患者や職員の情報を渡すのを渋られ、片頭痛で薬を飲まされ、スーツが濡れたから、と患者と同じ服を着せられ、避難のため、と患者と同じ部屋で寝て、他の患者を殴ったときの医務室への付き添いは「君は来なくていい」と看護師?に止められ…「あ、絶対こっちが患者だ」と確信を持ちました。
でも相棒の存在は妄想なのか見張り役なのか悩みました。
さすがに灯台で登場したときは先生だと察しました。

シーアン先生について聞かれた看護師が返事に困ったシーンもシーアン先生は存在しない、もしくはここにいると予想できますね。
チャックに視線を送ったところは見落としちゃいましたが、ちゃんと見てる人はここで察したでしょうね。

崖下でねずみが大量に出てくるシーンで統合失調症患者じゃないか疑いました。
灯台のような患者の移動がだるい場所で秘密の実験なんてするはずないので、そこでも違和感。

最後の言葉から察するに、この妄想再現でちゃんと正気は取り戻した上で、ロボトミー手術を受けることを自ら望んで記憶がリセットされたフリをしたんでしょうね。
これは2年も診てたシーアン先生は泣くほど悔しい選択だろうな。
でも素晴らしいエンディングだと思います。

この作品が好きならアレもおすすめだよって言いたいところですが、これと似た作品って時点でネタバレになっちゃいそうなのでおすすめできないのが悔しい。