鍋山和弥

宮本武蔵 第一部 草分の人々 第二部 栄達の門の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品の、『宮本武蔵』は、これまでの作品のような、豪剣という印象ではなく。純粋に、武士が、剣に思い悩む、『宮本武蔵』となっていた。ただ、ひたすら、愚直に、真面目な、『宮本武蔵』。これはこれで、いい。やはり、真の武士道精神を、持った侍は、カッコいい。そして、『佐々木小次郎』。やはり、天才ゆえ、傲慢。そして、『おつう』。日本で、よく言われている、大和撫子。だが、こんなことのできる、日本人女性は、昔も、今も、居なかっただろう。こんな女性が居たら、惚れることは、間違いないだろう。きっと、どの男性陣も、・・・・。まあ、こんな女性を、理想には、しない方がいいだろう。完璧過ぎる。恋愛は、完璧を、求めない方がいい。理想的な、女性よりも、欠点のある女性を、欠点を含めても、愛する方がいい。人間、長所もあれば、短所もある。それが、個性という物。完璧な女性になど、そもそも、出会ったら奇跡だ。普通の恋愛は、長所と短所の、噛み合い具合の、相性でする物。完璧でなくとも、幸せになれる女性は居る。『おつう』さん。無理は、なさらないで、・・・・。
鍋山和弥

鍋山和弥