「怒りは君を幸せにしたか?」
白人至上主義者のエドワード・ノートンが3年間の刑務所ぐらしを境に、人が変わったようにマトモになり、一体彼に何が起こったのか? という話。
日本でも排他的な人たちが増えているので決して他人ごとではない。
逮捕前の狂ったような激しい怒りと、冷静で穏やかな出所後の演じ分けに、エドワード・ノートンの演技の幅の広さを感じる。
自分も父親の影響で無学な中学生の頃は愚かな右翼だったので、差別主義が父から子、そして弟に継承されていくことは実体験として身につまされるものがあった。
怒りは伝播しやすい。
"我々は敵ではなく 友人である。敵になるな。激情におぼれて 友情の絆を断ち切るな。仲良き時代の記憶をたぐりよせれば 良き友になれる日は 再び巡ってくる"
2024-38/字幕