キャッチ30

アメリカン・ヒストリーXのキャッチ30のレビュー・感想・評価

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)
3.8
アメリカの人種差別の根深さを描いた怪作
エドワード・ノートンの演技に注目する人と人種差別というアメリカの社会問題に着眼点を置いて観てる人に分かれると思いますが、私は後者の方です。主人公の父親は消防士で、白人至上主義者でもあります。実際に消防士や警察官といった公務員も黒人やヒスパニックといった移民に偏見をもっている人が多いと聞いています。だから、ニュースでも警官による黒人の射殺事件が発生したりするんでしょうね。衝撃のラストも含めて終わらない人種差別の現実を描いた作品だと思いました。