舞台はヨルダン川西岸地区のパレスチナ人居住区、マサーフェル・ヤッタ。そこではイスラエル軍が訓練所設立の名目でパレスチナ人の住民を追い出していた。ブルドーザーで家や学校を破壊し、井戸をコンクリートで埋>>続きを読む
金持ちと結婚して玉の輿にのると思いきや、その目論見は崩れ去る。幸せの絶頂から厳しい現実へと引き戻される感覚。この映画はアンチ・シンデレラストーリーだ。
ニューヨークでストリップダンサーとして生計>>続きを読む
「チェーホフの銃」という作劇手法がある。物語の導入部に示された要素は後半になってその意味や重要性を明示しなければならないという技法だ。今作にも早い段階から銃が登場する。
テヘランで妻や2人の娘と>>続きを読む
終活を描いた映画だと思った。人生の終幕を迎えるにあたり、様々な準備をする。死ぬ前に何をしたいか、誰と過ごしたいか。
戦場ジャーナリストだったマーサは末期ガンに侵され、かつての親友で小説家として活>>続きを読む
ニューヨークに住むユダヤ系のデヴィッドとベンジーは亡くなった最愛の祖母の遺言でポーランドのホロコースト・ツアーに参加することになる。2人にとっては多くのユダヤ人たちの苦痛と同時に祖母のルーツを知る旅>>続きを読む
独居老人の日常を描いた映画だとヴェンダースの『PERFECT DAYS』を想起させる。だが、日常を描いているのは同じなのだが、今作の場合、悪夢的描写が絡む。
主人公の渡辺儀助は77歳の老人で10>>続きを読む
岩井俊二監督は今作を3.11後の日本を描いた映画だと言っていた。SNSの台頭により、人間関係が希薄化された社会。岩井監督はそこにおとぎ話の要素を加える。
東京で派遣教員をしている七海はネットで知>>続きを読む
川沿いの芝生の中に一つの小さなベンチが佇んでいる。そこはかつて公園だったが、新しく保育園が建つ為に、公園は撤去され、何故かベンチだけが残されていた。
そのベンチを舞台に様々な人々の日常が見えてく>>続きを読む
敗戦後の日本では多くの戦災孤児たちがいた。清水宏監督は戦災孤児を引き取って自宅で面倒を見ていたが、彼等を題材に何か映画を作れないかと考え、産み出されたのが本作である。
復員兵の島村は下関の駅構内>>続きを読む
リハビリに近い映画だった。周囲の気遣いがあれば病気の完治は出来なくても、共に生きていくことが可能になるのではないかという希望が見えてくる。
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられな>>続きを読む
舞台はスペイン・カタルーニャ地方の村アルカラス。そこに住むソレ家は三世代に渡る大家族で桃農園を営んでいた。例年通り収穫を迎えようとした時、地主から夏の終わりに土地を明け渡すように迫られる。桃の木を伐>>続きを読む
人は寂しい時、温もりを求めているのだろうか。『国境ナイトクルージング』を観た後でそんな感想が頭を過った。
舞台は中国と北朝鮮の国境沿いにある延吉という町だ。ハオフォンは友人の結婚式に出席する為に>>続きを読む