mh

モリツリ/南太平洋爆破作戦のmhのレビュー・感想・評価

-
WW2貨物船を舞台にしたスパイアクション。
日米開戦後の1942年の日本からスタート。日本に欧米人がいるのでビックリしていると、ドイツ大使館まわりなのでいても当然だった。
マクガフィンも兼ねた荷は日本から送られる「ゴム」というのがシンプルでいいね。
連合国にとっても必要不可欠な材料なので、それを奪っちゃおう。
ただ、ドイツのほうでも、拿捕されるくらいなら、自沈するつもりだろうから、船に仕掛けられた爆発物を無効にしなきゃならないというミッションが与えられる。(主人公は爆発物が扱える)
極秘任務中のSSと身分を偽って貨物線に乗船。ナチ党嫌いの船長に訝し気に見られているなか、爆弾を探し出す。
連合国軍の船と接近したときは、イギリス船籍とカモフラージュしてやり過ごし、中立国スウェーデンの船から、ドイツ難民を引き受けたりする。
次々襲い掛かってくるピンチに場当たり的な嘘でしのぐのが面白い。このあたりは「脱走四万キロ(1957)」に近しいものがある。
重ねた嘘がついにバレるのとクライマックスが同時。
まさかのヒロイン射殺は声出た。
船長の息子さんが大戦果をあげる→沈めた船の名前を調べると病院船だったとか、すごいいいプロット。
コメディタッチで逃げるよりも、シリアスな展開にして追い詰めていくの好感持てる。
ただ、ヒロインがひどい目にあいすぎてるのがかわいそうだった。
上下と奥行きも使った船倉のシーンは撮影もすごかった。
面白かった。
mh

mh