ゆき

机のなかみのゆきのレビュー・感想・評価

机のなかみ(2006年製作の映画)
3.6
下心

いたたまれない悪戯な物語だった。
それでもわらけてしまうのは吉田監督の手腕故か。
前後半で視点ががらっと変わる。
いずれも、言動の「裏事情」が描かれている。
ヒロインの愛らしさと不器用な愛情表現が目立つ恋人の狭間で浮つく男の不格好たるや。
愛情の深すぎる父親の気持ち悪さも然り、いい嫌悪感で溢れた一作。

***
志望校一本に絞る女子高校生。しかし成績は厳しく、娘を溺愛する父親は家庭教師を付けることにした。フリーターの家庭教師は、女子高校生の可愛さに翻弄され、同棲中の恋人の存在が疎ましくなっていく。
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