女は汚くてキレイ、というキャッチコピーだが、正直この映画汚いところしか出てこない。
別にそれが悪いってわけじゃないんですけどね。
男にだらしない姉(主人公)と、過去に禁断の関係を結んだ弟という設定の映画。
だけど、のっけから男にだらしないと言われている主人公はまあそういう映画なのでいいとして、いわば犠牲者でもある弟の彼女がクソ女過ぎて、後半全くついていけない。
主人公は暴力女でコミュ障で酒乱で変態の異常者と、まあドクズなわけだけど、それを隠そうとはしない、ある意味では純粋な人物。
対して、弟の彼女は生々しく普通にただただクズ。
これだけ書くとちょっと弟が割を食い過ぎで少しかわいそうな気もするけれど、弟も弟で結構他責思考なので、完全な被害者とも言い切れない感じ。
この映画を駄作にしてる最大の要因は、ドクズの主人公を引き立てる良識ある準主役がおらず、クズグラデーション映画になってることではないかと思う。
グラデーションといってもまあ主な登場人物は3人ですけどね!!