ひゃく

パプリカのひゃくのネタバレレビュー・内容・結末

パプリカ(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

予想よりも絵が綺麗、動きが綺麗、構図が素敵。
ジブリのような躍動感もある。
それほど訳のわからない内容でもなかった。


「パプリカ」と名乗る冒頭の女性と
DCミニとかいう夢に入り込むセラピーマシンの管理者に同じ声優の女性が…。
少しの違和感を常に持たされて、進んでいく映画。

突如演説をしながら窓から飛び降りる署長。その後重傷ながらも命を取り留め、DCミニを通してテロ犯罪者に乗っ取られていることが判明。


テロ犯人は元同僚氷室らしい。
開発者の内の一人だった。
自宅に違法に押し入る。

機械も装着していない、眠ってもいないのに
乗っ取られた女性、千葉先生はマンションから飛び降りようとし謎が残った。

パプリカと同一人物と思われる千葉先生が、署長の夢へ入り、現実へ連れ戻す。

犯人氷室発見。
高所から飛び降り重傷。
氷室もまたDCミニに蝕まれていたよう。


冒頭にも登場していた、セラピーを受けるおじさん粉川。
夢の中でパプリカと会話をしていると、他の夢が侵入してきた。

もう一人の天才開発者おデブ時田くんと氷室が夢に飲み込まれた状態で流れ込んできた。


パプリカは、皆んなを助けに行く。
その夢の中で真犯人乾理事長に飲み込まれそうになる。
「夢の番人」となり、「究極の自由」を手に入れようとしているらしい。


おじさん粉川は、トラウマの原因を思い出す。忘れていた親友を思い出す。

トラウマ克服のヒントを掴んだ粉川は、ひとまずパプリカを助けに行く。
思いを寄せているパプリカを無事救出。


しかし、現実に夢が混じり合い、現実の街は大混乱。夢に出てきそうな人物や造形。

夢らしく、髪型や背景がパタパタと変わって面白い。


乾理事長が暴走している。世界を自身の夢にし、思いのままにしようとしている。


悪戦苦闘する中、パプリカと千葉は同一人物ではないような描写が多くなり、
千葉は素直に夢を見るようになる。(現実で夢を見るとは文字にするとなんとも変。)


千葉はおデブ時田へ思いを寄せていたのだ。
おデブを助けて、素直になった千葉は強い。

乾理事長の夢を吸い取っていく。


現実は現実のみに戻った。
千葉の苗字は時田へとなった。
ひゃく

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