れいん

ハンニバルのれいんのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
2.5
約20年前に観たものをもう一度。トラウマになったんですよね。脳のところで、目眩がして具合が悪くなったので二度と観ない方が良いだろうと思ったのですが、改めて観てみようと勇気出したのに午後ローでは全カットされてました。あのシーンがこの映画の肝だと思ったので拍子抜け。かなり気持ち悪いシーンなので観ないなら観ないでいいか。
改めて観たけど、稚拙に感じてしまった。一度目のときはヤベェなドキドキって感じだったけど、なんていうかグロさや衝撃シーンに頼りすぎていて内容がちょっと簡単な作りになっていると感じてしまった。ウワァ、ヤベェの連続なんですけどね。羊たちの沈黙が良すぎたために、ハンニバルはなんが残念の気持ちが甦りました。クラリスが交代されたのも気持ちが萎えた一因というのもあるでしょう。なーんか、クラリスっぽくないんだよな。くたびれすぎてて、FBIか?というほど体もいまいち鍛えられていなくてランニングとかいつもしてないよな?という走り方に体型。
時代を感じるパソコンに携帯電話、そういうのが好き。持つもの扱うものによって感じる時代の流れ。
この映画、一度目も二度目の今回も感じたことはレクター博士のクラリスへの愛です。他人のことなんて食物かそれ以下としか思っていなさそうな彼が、クラリスにだけは違っていて彼女のために自分を傷つけること。そのことに叫びだしたくなりそうなほどに愛おしさを感じるんですよね。
最後のシーン、ヤバめ。あんなのあったんですね。子どもに食べさせないで欲しかった。アジア系の人が多かったからアジア圏に行ったんですかね。
吹き替えで観たんですが、レクター博士の声の人すごい。トーンが一定でとても怖かった。逆に勝生さん下手で滑舌悪く聞きにくかった。

もう一度いつか脳みそのとこ観なきゃダメかな~とは思っています。
れいん

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