れいん

スクール・オブ・ロックのれいんのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
3.5
主人公の俳優がどうも苦手な容貌をしていて観ないで良いやと思っていたのですが、20年たって勇気を出してみようかと。
見た目も苦手なら中身も苦手な子どもみたいな大人が、自分のやりたい放題に子ども達を振り回して
、やりたいことをきっちりこなしていくのがなんだか最終的に面白くて王道の映画なんだなーとすっきり終わっていきました。
親目線で見ていると終始、胃がキリキリしそうなほどの学級崩壊みたいな勉強そっちのけの日々にハラハラしっぱなしでした。親からしたら勉強もしないでそんなことばっかされていたら怒りもわきますよ!それがラスト、親たちも自分の子どもの活躍ぶりにライブは大盛り上がり!で見事でした。
子ども達が本当にすごいんです。それぞれの個性がありながらも自分の役と役割と楽器の演奏までこなしていて。生意気な子やんちゃな子や優等生な子、地味な子、教科書通りだけどそれが良いんですよ。変化球も大事だけど教科書通りも見ていて気持ちが良い!見終わったあとに調べたらやんちゃな男の子役の子、事故で亡くなっていてやるせなくなりました。映画で本当に良いスパイスになっていたのに。委員長みたいな子、ドラマのアイカーリーの子でびっくりしました!時が経つのは早いな。
理事長の人、美人なのに口元が特徴的で気になっていてどこかで見たことあるなーって考えていたらアダムスファミリーに出ていたとわかってスッキリ!普通に真面目な先生役でもそこはかとなくセクシー!
同居人?の彼女が一番、現実的でまともな考えの人でしたね。口うるさくて。でもこの映画では、夢を叶えることができるのは信じて突き進んで自分のやりたいことをやり通した人だけってことを伝えたいので、楽しんだもの勝ち!!いぇえ~い!なのでだからこそ楽しかったです!
大人はすっかり諦めて寝ていたのに子ども達はバスに乗って迎えに来るところが本当に好きです。よくわからないまま始めたのに、いつのまにか真剣になっていたんですよね。
ライブシーンも良かったけど、最後のエンディングに全てが現れている気がします。音楽は楽しむものだし自由だ!
れいん

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