なつこ

ロイ・ビーンのなつこのレビュー・感想・評価

ロイ・ビーン(1972年製作の映画)
3.6
すごいな!テキサスの始まり!
観終わったあと、どこまで本当なのかググッてみたら、こんな可愛い話じゃなかった(笑)あくまでもフィクションでした。

西部劇だけど群像劇で、恋愛や不条理や、笑える要素も盛り込んだエンタメ作品。

何も無いところに秩序を創り出す。
それはもう無茶苦茶な秩序だが、この土地では彼が判事だ。
やがて人が集まり文化が生まれる。
人が増えればだんだん思うように統制が取れなくなるんだよね…。
平和なテキサスが少しずつ変わっていく。
(絞首刑の死体がぶら下がった町を平和というのもどうかと思うが笑)
その構図は、移りゆく時代に逆らえない現代にも、少し似ている。

クマさんとのほのぼのした日々が途中で入ってくるんですが、これは予想外だったし、めちゃめちゃ和みました(*๓´˘`๓)
まあ、だから後に余計哀しくなるんですけど。

ポール・ニューマンが「監督も含め皆、この素敵な映画をどう終わらせれば良いのかわからなかった」と語ったそうですが、この作品を素敵と思えるか否かは………あなた次第!笑
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