吉良吉影

ドゥ・ザ・ライト・シングの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

文字通りのブラック・コメディ。

人種差別の愚かさがよく分かったが、この描写では黒人が酷く野蛮に思えてしまう。サルのレストランで白人の写真しか飾られていないといちゃもんをつけて店をボイコット&大音量のラジカセで「Fight The Power」を店で流す迷惑行為は流石に悪に見える。
ラジカセ男が警察に絞められて殺されてしまい冷静に見てたムーキーが混乱を止める流れかと思ったら、店にドラム缶ぶん投げるのは流石に笑ってしまった。

黒人と白人の一部の過激派の火種によって、その他の穏健的な人々が人種差別のいざこざに巻き込まれ、溝が深まるのは悲惨である。

暴力は暴力しか生まない。スパイク・リーはキング牧師とマルコムXのどちらの意見に賛成なのだろうか。
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