勝五郎

ドゥ・ザ・ライト・シングの勝五郎のレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
5.0
熱い!ブラックムーヴィーの代表です。

2017.02.23再々々々々々々…………鑑賞。
何度観た事か。この映画の評判を聞きつけて日比谷の試写会から始まって一体何回観たことか?

猛暑のベッドスタイ…ブラック、ヒスパニック系コミュニティの中で商売を続けるイタリア系、そして同じカラードである韓国人…様々な人種がもがき、そしてそんな状況の中でもイキイキと生活しているのですね。

レディオ・ラヒーム、パキン・アウト、ダ・メイヤー、マザー・シスター、スマイリー、ラヴ・ダディ…実に魅力的な登場人物達。
バードのTシャツ着てバギン・アウトのエア・ジョーダンⅣを踏みつけるクリフトン(笑)レディオ・ラヒームの左右四連のリングを見てロバート・ミッチャム「狩人の夜」を観たなぁ…

このころは心底Hip Hop…Black Music…ブラックカルチャーにRAP聴くなら勉強しなくちゃと、アメリカの黒人の歴史、マルコムX、キング牧師、ブラックパンサー…あれこれ本を読んだものだ。
だからこの映画はパブリックエネミーの「ファイト ザ パワー」に煽られながらも感慨深く観ることになった。
泣きながら叫ぶマザー・シスターを抱きしめるダ・メイヤーのシーンに涙。

文句なしに名作だと私ゃ思うのです。


余談…「ファイト ザ パワー」のビデオもスパイク・リーだったけど、あの中でターミネーターXとプロフェッサー・グリフ率いるS1Wが皆日本の詰襟学ランを着ていたのには何だか笑ったなぁ…(笑)
勝五郎

勝五郎